福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

看護経験生かし初の女性区長奮闘 越前町、「気軽な居場所作る」

  • 2016年3月29日
  • 08:50
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
町内初の女性区長を務める米谷さん(左)=福井県越前町細野
町内初の女性区長を務める米谷さん(左)=福井県越前町細野

 今年1月、福井県越前町で初めて誕生した女性区長が奮闘している。就任から3カ月、細野区長を務める米谷経子(こめたにけいこ)さん(62)は特別養護老人ホームの勤務経験を生かし、公民館のバリアフリー化などに力を入れる。「区民が気軽に集えるような居場所を作っていきたい」と新たな目標を掲げている。

 米谷さんは看護師、介護福祉士として約25年間働いていた。この経験を生かし、区長として、まず区公民館入り口にスロープ設置を提案し、膝の悪い高齢者も多いことから、館内の畳の上でも楽に座れるようにいすを購入。区民の集う場を改良している。米谷さんは「力仕事は無理だけれど、自分の目線でできることをやっていきたい」と意気込む。

 米谷さんは昨年1月、当時の区長から次期就任の打診を受けた。男女共同参画推進のイベントや講習会に参加しており、女性の活躍を応援したいとは思っていたという。しかし「まさか自分がその立場になるとは」と困惑し、当初は引き受けるかどうかも悩んだ。しかし、区長経験のある夫の応援もあり、一念発起して引き受けた。

 2005年に合併した同町には、任期1年の区長が117人選出されている。町が昨年、女性の区役員への参画状況について全区長に行ったアンケートでは「女性が役員に入ることについて女性からの理解が得られないと感じている」が62%に上り、女性が周囲を気にして遠慮する消極的な姿勢が顕著に表れた。

 町男女共同参画・人権室の鈴木恵美室長補佐は「女性が女性に気を使って立ちたがらない傾向にある」とみる。細野区の取り組みは「区長や役員に女性を登用した地区のモデルになってほしい」としている。

 米谷さんは「今まで区の運営やイベントの中心は男性という概念があったが、これからは老若男女問わず気軽に参加してもらえるようにしたい」とし、まずは「雰囲気づくりから始めたい」と話していた。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース