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事故後5年で被ばく総量6倍超に 福島原発作業員、廃炉へ低減課題

  • 2016年3月29日
  • 07:55
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福島第1原発内での作業による集団被ばく線量の推移
福島第1原発内での作業による集団被ばく線量の推移

 東京電力福島第1原発事故後の約5年間に、同原発で働く作業員が被ばくした放射線量の総量である「集団被ばく線量」が、事故前の5年間に比べ6倍以上に上ることが28日、東京電力への取材で分かった。

 集団被ばく線量は、作業員一人一人の被ばく線量を足した総数で、単位は「人(にん)シーベルト」。個人の被ばく線量とは別の観点で、作業全体の被ばく状況を管理する目安の数字となる。第1原発では、事故があった2011年3月から今年1月末までは約590で、事故前の約5年間の計約91から大きく跳ね上がった。

 事故で大量の放射性物質が放出され、収束作業のさまざまな分野に大勢の作業員が従事していることが数字を押し上げた要因。個人の被ばく線量は法定限度が守られているが、廃炉作業は長期間に及ぶため、個人と全体どちらも被ばく量を低減していくことが課題となる。

 第1原発構内では、事故後、年間約1万4千〜2万人が作業。年度別の集団被ばく線量は、11年3月を含む11年度が264・02と最も高かったが、12年度は78・81、13年度は77・44と徐々に低下。14年度は104・57と増加したが、東電は「汚染水対策の凍土遮水壁の設置工事など、建屋周辺で線量の高い場所での作業が増えたため」としている。15年4月〜今年1月までの10カ月では65・51だった。


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