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同じ裁判長、住民「優位でない」 関電「安全性立証に全力」と冷静

  • 2016年3月17日
  • 12:13
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 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転を差し止めた大津地裁の仮処分決定で、関電による不服申し立てを同じ裁判長が審理することについて、住民側弁護団は「優位とはみていない」、関電は「安全性の主張、立証に全力を尽くす」として、ともに冷静に受け止めている。

 住民側弁護団の石川賢治事務局長は福井新聞の取材に対し「同じ裁判長でも新たな目で審理すると思う。住民側優位とみるのは早計だ」と話した。その上で「地裁決定は関電に対する立証のハードルを高く設定した。この判断基準は維持される。主張、立証が足りないと指摘された関電がどんな反論をしても、高浜2基が危険なものであることをしっかりと主張していきたい」と強調した。

 一方、関電は「裁判所の判断であるため、回答は差し控える」とコメント。「どの裁判官が審理しようとも、早期に決定を取り消してもらえるよう引き続き、高浜2基の安全性について主張、立証に全力を尽くしていきたい」などとしている。

 大津地裁と同様に昨年4月、高浜2基の差し止め仮処分決定を出した福井地裁では、関電が申し立てた執行停止と異議は別の裁判長が審理した。同地裁も民事部が一つしかなかったが、決定を出した裁判長が異動。審理は後任の裁判長が担当した。執行停止は却下、異議では昨年12月に決定を取り消す判断をした。

■別の裁判長望ましい

 大阪大法科大学院の下村眞美教授(民事手続法)の話 今回の異議のように同じ裁判所で審理する不服申し立ての場合、同じ裁判長が担当することは法的に問題はない。別の裁判長が望ましいが、大津地裁のように民事部が一つしかない裁判所ではわりとよくあること。同じ裁判長でも結論が変わることもある。


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