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関電、原発頼みのシナリオ崩壊 料金値下げ遠のき不透明感増す

  • 2016年3月12日
  • 10:03
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 大津地裁による高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止め仮処分決定を受け、関西電力は予定していた5月の電気料金値下げを断念した。値下げを切り札に、4月の電力小売り全面自由化後の顧客争奪戦に備えるシナリオは崩れた。原発頼みの経営の不安定さが表面化、値下げは遠のき不透明感が増している。

 高浜3号機が営業運転を始めた2月26日、八木誠社長は記者会見で「高浜の2基の(本格運転に伴う)火力燃料費の削減分をお客さまに還元したい」と、自信満々で5月1日の値下げを宣言。

 そのわずか2週間後に、今度は岩根茂樹副社長が「やむを得ず値下げを見送ることにした」と頭を下げ、断念する異例の展開となった。

 関電は原発停止による火力燃料費の負担増を理由に、東日本大震災後、2度にわたり値上げ。原油安を反映し足元の電気料金は下落傾向だが、大手電力で最高水準にあり、値下げは急務だった。

 業界アナリストは「値下げ発表で消費者を喜ばせておいて、かえって失望させてしまった」と分析。消費者団体からは「本来は、人件費削減や経営努力の還元として値下げすべきだった」との声が上がる。


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