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高浜3号原子炉停止、仮処分受け 福井県内稼働ゼロ

  • 2016年3月11日
  • 10:54
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 関西電力は10日午後7時59分、大津地裁の運転差し止め決定を受け、営業運転中の高浜原発3号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)の原子炉を停止した。司法の判断で運転中の原発が停止するのは初めて。1月末に3号機が再稼働してからわずか42日間で、運転する福井県内原発は再びゼロとなった。

 安倍晋三首相は10日の記者会見で「原子力規制委員会が判断した世界最高レベルの新たな規制基準に適合した原発だけ再稼働を進めるとの一貫した方針に変わりない」と表明。関電に対し、さらに安全性について説明を尽くすよう求めた。

 関電は10日午前10時から、核分裂の連鎖反応を抑えるためホウ酸濃度を高めながら制御棒を動かし、出力を下げ始めた。

 中央制御室では、森中郁雄常務や高浜発電所の大塚茂樹所長ら38人が見守る中、出力が約5%となった午後5時2分、運転員がレバーを回し発電機と送電設備を切り離した。作業開始から約10時間後の同7時59分、制御棒32本の挿入を終え、原子炉が停止した。

 1次冷却水の温度や圧力を下げ11日午後9時ごろ、原子炉は約80度の安定した冷温停止状態になる。燃料を取り出すかどうかは「検討中」としている。

 大津地裁は9日、高浜3、4号機について「過酷事故対策や緊急時の対応方法に危惧すべき点がある」として運転差し止めを命じる決定を出した。関電は不服申し立て手続きの準備を進めている。決定を覆さない限り、2基を法的に運転できない。

 3号機は1月29日に約3年11カ月ぶりに原子炉を起動した。新規制基準施行後、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機に次いで国内3基目の再稼働で、県内原発としては約2年4カ月ぶりの稼働となった。2月26日から営業運転に入っていたが、2週間で停止を余儀なくされた。

 一方、4号機は2月26日に原子炉を起動。同29日に発電機と送電設備をつないだ際に、警報が鳴り原子炉が緊急停止した。発電することなく冷温停止状態となっている。


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