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廃炉研究、楢葉開発センター 福島原発内部、実物大で再現

  • 2016年3月11日
  • 11:07
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楢葉遠隔技術開発センターで建設が進む、福島第1原発の圧力抑制室の一部の実寸大試験体=福島県楢葉町(IRID提供)
楢葉遠隔技術開発センターで建設が進む、福島第1原発の圧力抑制室の一部の実寸大試験体=福島県楢葉町(IRID提供)

 日本原子力研究開発機構の楢葉遠隔技術開発センター(福島県楢葉町)は、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた技術開発の拠点の一つだ。原発内部の構造物の実物大模型を設置できる試験棟や、最新鋭の仮想現実(VR)システムなどを備え、4月に本格運用を始める。

 試験棟は幅80メートル、奥行き60メートル、高さ40メートルの巨大な空間。その中で、国際廃炉研究開発機構(東京)が、同原発の圧力抑制室の一部を実物大で再現した試験体を建設している。2017年度末までに、原子炉格納容器を水で満たす技術を開発する。レーザーを用いて燃料デブリを取り出すのに必要な工程の一つだ。

 水漏れしているとみられる圧力抑制室に、水中でも固まるモルタルを注入して止水する。固まるまでの時間を正確に測定する必要があるため、実物大模型での試験が大事という。試験棟にはこのほか、水中や障害物に対応するロボットの実験施設などがある。

 一方、研究管理棟の目玉はVRシステム。これまでに収集できた福島第1原発事故後の2号機原子炉建屋内の空間データを搭載し、まるで現場にいるような感覚で内部作業を体験できる。同センターの担当者は「今後の作業計画の立案、作業員の訓練を行い、より安全な作業に貢献したい」と話した。


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