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東大寺へ、荘厳お水送り 早春の若狭地方の伝統行事

  • 2016年3月3日
  • 11:29
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火の粉が舞う中、遠敷川に香水を注ぐ山河住職=2日午後9時ごろ、福井県小浜市下根来の「鵜の瀬」
火の粉が舞う中、遠敷川に香水を注ぐ山河住職=2日午後9時ごろ、福井県小浜市下根来の「鵜の瀬」

 早春の若狭地方の伝統行事「お水送り」が2日、福井県小浜市神宮寺の若狭神宮寺や同市下根来の「鵜(う)の瀬」周辺で営まれた。鵜の瀬の深い闇に、たいまつや護摩壇(ごまだん)の炎が幻想的に揺れる中、遠敷川に香水(こうずい)が注がれた。

 お水送りは、奈良・東大寺二月堂の修行「修二会(しゅにえ)(お水取り)」で、若狭の「遠敷明神」が香水を送ることを約束したのが始まりとされる。鵜の瀬から流れた香水は、遠敷川を通じて、二月堂前の井戸「若狭井」に届くとされる。

 午後7時ごろ、若狭神宮寺境内で大護摩法要が行われ、大護摩の火が移されたたいまつを持った一行が出発。約1・8キロ先の鵜の瀬に向け荘厳な行列が続いた。

 午後8時半ごろ、鵜の瀬に到着。山河尊聖(そんじょう)住職(65)らが遠敷川の対岸に渡り、送水神事が厳かに営まれた。香水が川に注がれると、大勢の観光客らから歓声が上がった。


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