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地元住民は「合格」に一定理解 高浜1、2号機安全対策充実を 

  • 2016年2月25日
  • 08:49
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 運転開始から40年を超えた関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)について、原子力規制委員会が24日、新規制基準に適合しているとする「審査書案」を決定したのを受け、地元高浜町民や同様の美浜3号機を抱える美浜町民からは事実上の合格に一定の理解を示す声が上がった。一方、老朽原発だけに不安や安全対策の充実を求める声も聞かれた。

 高浜町若宮の無職、余米(よごめ)敏子さん(72)は「古くても事故が起きなければ大丈夫なはず」としながらも「(事故によって)未来の子どもたちに負の遺産を残すことだけはあってはならない」とくぎを刺す。おおい町名田庄下の農業、西忠彦さん(73)は「地元でも原発で働く人がいるので良かった。ただ、世間の目は厳しい」と話した。

 美浜町では、美浜原発1、2号機が廃炉となったため、運転40年を控えた美浜3号機の再稼働に期待を寄せる声が多く聞かれた。お膝元の同町丹生に暮らす山本則文さん(69)は、高浜1、2号機の事実上の合格を受け「子や孫に地域を残すためにも、美浜3号機再稼働へ審査を加速してほしい」とする。ただ、原発などで電気工事に携わった経験を踏まえ、「発電所火災は最悪の事故。ケーブルは防火シートなどで覆うのでなく、新しい物に変えてほしい」と安全対策に注文を付けた。

 同町河原市の林田強さん(78)も、美浜3号機再稼働を望む立場。だが、丸5年を迎える東日本大震災の記憶が生々しいといい、「自然の力はすごい。謙虚に安全対策を」と力を込めた。

 おおい町本郷の美容師、上田幸子さん(80)は老朽原発への心配を隠せない様子。「この間も(高浜4号機で)水漏れがあったばかり。古い原子炉は、傷んだ部分も多いのではないか」と話した。

 高浜町中山の農業、池田康信さん(74)は「適正に審査されたと思うが、廃炉や核のごみ問題を含めて、20年後のことを真剣に考えていくべきでは」と将来を案じた。


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