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軽トラに手作り「居室」小浜の画家 スケッチ旅行へ夢、廃材利用

  • 2016年2月19日
  • 10:49
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軽トラックのキャンピングカーを製作している武藤さん=12日、福井県若狭町武生
軽トラックのキャンピングカーを製作している武藤さん=12日、福井県若狭町武生

 福井県小浜市貴船の画家、武藤永二郎さん(65)が、廃材などを使ってキャンピングカーを製作している。軽トラックの荷台に取り外し可能な“居室”を固定して使用する。武藤さんは「これで日本中を回って、さまざまな土地の風景をスケッチしたい」と意欲をみせる。

 武藤さんは、訪れたことのない土地に足を運び風景を絵にしたり、災害時のシェルターとして活用しようと、昨年からキャンピングカーの製作を考えていた。市販の車は軽自動車ベースでも高価で、普段の生活では使いにくいため、居室部分を取り外しできるキャンピングカーにした。

 昨年8月に、ネットオークションで軽トラックを購入。スケッチを重ねてイメージを膨らませ、同12月から、妻の智江さん(62)と若狭町武生(むしゅう)のアトリエで作業を始めた。現在は7割ほど仕上がっているという。

 居室の広さは2畳ほど。荷台に載せて、走行時は鎖で固定する。道路運送車両法で定められている高さ2メートル、長さ3・4メートル、幅1・48メートルの規格内で最大限のスペースを確保し、外枠は木で組み上げた。

 取り外せるように軽量化と、強度の向上に重きを置き、部材一つ一つの重さを量ってから使用している。桐(きり)で作られた障子の桟(さん)は軽くて強度もあるため、窓枠として再利用。窓にはアクリル板を用い、居室全体の重量を130キロ前後になるようにしている。

 狭い空間で快適に過ごす工夫も満載。9カ所に窓を作り、開放感と通気性を確保した。簡易ベッドの下に収納を設け、居室内の上部に板をかければ、もう一つのベッドが出来上がり。大人2人が足を伸ばして、快適に横になれる。

 武藤さんの次の楽しみは、鳥取県出身で小浜にゆかりのある詩人・尾崎放哉(ほうさい)が読んだ句の情景を絵にすること。「まだ行ったことがない、放哉の故郷を訪れたい」との思いを胸に、作業に励んでいる。


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