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命と引き換えに野犬から幼子救う 小浜の住民守り継ぐ綱女の碑

  • 2016年2月14日
  • 14:31
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西津地区の住民らによって守られている忠烈綱女の碑=福井県小浜市大湊
西津地区の住民らによって守られている忠烈綱女の碑=福井県小浜市大湊

 自らの命を顧みず、襲いかかる野犬から幼子の命を救った少女つなの精神と偉大さを忘れないようにと、福井県小浜市西津地区の住民らが同市大湊にある「忠烈綱女(つなじょ)の碑」を大事に守り継いでいる。

 1769年6月、つなは奉公先の子どもの義方(ぎほう)を背負って散歩中、野犬にかみつかれた。追い払おうとしたが、逃げ切れないと悟ったつなは、義方に覆いかぶさって自身の体で守った。

 義方は傷一つなかったものの、つなは全身を数十カ所かまれ、7月に狂犬病で亡くなった。まだ14歳だった。このことが藩主の耳に入り、石碑と墓地が与えられたという。

 同市西津小の校庭脇には、つなの石像もあり、登下校する子どもたちを優しく見守る。同校ではかつて、道徳の授業に当たる「修身」で、5年生にこのエピソードを教えてきた。現在も、つなの命日に合わせ、毎年7月の第1日曜日に顕彰祭を行い、5年生が碑や近くにある墓石周辺を清掃している。

 西津公民館の竹田茂芳館長(62)は「遺徳を大切にし、地元に素晴らしい人物がいたことを、子どもたちに語り継いでいきたい」と話している。


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