福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

枝野氏、国内全原発5月停止明言 大飯原発再稼働の調整難しく

  • 2012年4月16日
  • 17:28
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0

 全国の商業用原発54基が2012年5月上旬に全て停止することが確実になった。枝野幸男経済産業相が4月15日、徳島市内で講演し、国内で唯一稼働している北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期検査入りするのを受け、稼働中の原発が「5月6日から一瞬ゼロになる」と明言した。稼働する原発がゼロになるとの見通しを経産相が示したのは初めて。

 経産相は、地元に要請している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働が、泊3号機の定期検査入りまでに間に合わないと判断したもようだ。

 政府は電力需要が高まる夏までには大飯原発を再稼働させたい考えだが、少なくとも一時的に全原発が止まることで電力不足への懸念が強まるほか、政府が進めるエネルギー政策の見直し議論にも影響を与えそうだ。

 昨年3月の東京電力福島第1原発事故をきっかけに原発の安全性への懸念が強まり、定期検査入りした原発の再稼働が決まっていない。日本原子力発電の東海原発が1966年に初の営業運転を始めて以来、草創期を除くと全原発停止は極めて異例。

 経産相は今月14日に大飯原発の地元の福井県を訪れ、西川一誠同県知事らに再稼働への同意を要請。しかし西川知事は、再稼働を急ぐ政府に批判的な大阪市など関西圏の理解を得る必要性を訴えた。

 このため経産相は、泊3号機が停止するまでの約3週間で再稼働に向けた調整を終えるのは難しいと判断したとみられる。

 同じ会場で講演した民主党の仙谷由人政調会長代行は「脱原発依存が実現するまで、真っ暗な中で生活を送るわけにはいかない」と述べ、大飯原発の再稼働に理解を求めた。

 経産相は講演で「(稼働原発ゼロが)1年、2年続くことが重要ではない。5年後か10年後か20年後か分からないが、恒久的に原発依存度をゼロにする」と強調。その上で「安全性を徹底的に検証しつつ、社会に不安と混乱をもたらさないプロセスで現実的に着実に原発を減らす」と述べた。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース